2015年6月30日火曜日

当院の時間外 日当直体制:2015年度

全体的なところは、当院HP(地域救命救急センター)やER Blogを参照して下さい
:スタッフや救急車受け入れ台数などの診療実績、取組みなども記載あります。
【病院HP:地域救命救急センター】 http://www.fukuchiyama-hosp.jp/qq/qq-center.htm
【ER Blog】 http://fukuchiyama99.blogspot.jp/

詳細は書ききれませんが(見学に来られたときなど、現場で聴いて下さい)、
当院の時間外救急の体制を初期研修・総合内科の視点でまとめてみます。
他医療機関との比較になる点も意識して記載してみます。
《時間帯》
 ◆ 時間外=17:15~08:30       
 ◆ 土日祝の日勤帯=08:30~17:15 で申し送り

【初期研修医】
基本的に月4回の日当直:内科+外科系の担当医につく
 ※ Walk in と 救急車対応 は、ともに適宜対応
 ◆ 内科
 ◆ 外科
 ◆ 小児科(20時までは小児科医 対応)=以後は内科医
 ◇ 産婦人科は産婦人科医師が対応にて初期研修医は基本的には関わらず
  上記の◆につく=準夜帯(17:15~24:00) → 深夜帯(00:00~08:15)ともに勤務

 《年度はじめは?》
  1年目:おおよそ2週目から見学:3週目から開始
  2年目:最初の2週間は少人数で対応(3年目のサポートがあるときあり)
       土日祝の日直も5月までは2年目主体=負担↑

【総合内科】
内科+20:00以降の小児科を担当
 専攻医は月3~6回?:スタッフは月0~2回? ⇒ 内科 日当直の多くを総合内科が担当
  ※ 臓器別ベテラン専門医の先生方の負担軽減

 ◆ 基本的に、外来(Walk-in / 救急車ともに)+病棟管理を同時に行う
 ◆ 主治医決定は、翌平日日勤帯朝:On callで該当科決定時以外
 ◆ 3連休などでは、3日目日勤帯は総合内科スタッフが病棟入院のチェック対応あり

 《年度はじめは?》
  3年目:2ヶ月間は自主的に研修:6月から担当(最初はバックアップあり)
       土日祝の日直は慣れるまで避ける

【On call】
院内ルールに従い、循環器・消化器をはじめ小児科・外科・整形外科など各科On call体制あり
 総合内科もOn call体制あり(1st + 2nd=2人):対象は超緊急疾患や集中治療を要する疾患
 t-PA治療対応もルールあり
 ※ 各科をローテートしている初期研修医は緊急コールにもほぼ対応
  +
 総合内科 家庭医療チームの在宅当番

【大江分院:院内+在宅】
2015年度から分院にも日当直あり:内科全体で分担
 17:00発の送迎車で移動(=17:00に院内を離れることは 若手には 負担・・・かも
 08:30発の送迎車で帰院(=朝に病棟をまわる時間がないことも 若手には 負担・・・かも
 ※ 本院と分院は電子カルテで共有されていることは大きな利点です:これがないと・・・です

分院での在宅 日当直:大江分院 内科スタッフ+本院 総合内科 一部専攻医/スタッフで分担
 土日祝は2コマ以上を担当:長時間の拘束が (精神的に?) 負担・・・かも

業務そのものの負担 <<< 移動や 本院にいないこと の負担が大きい印象です:若手には

総合内科のスタッフ・専攻医が、
 本院 日当直+On call + 在宅On call + 分院 日当直+在宅On callに関わっているため、
2014年度と比較して、全員集合!が難しくなってきました・・・
ただ、それぞれの立場の人が一生懸命頑張ってくれているので、成り立っています!
これからも頑張っていきましょう!
【参考】 救急関連の勉強会について: 充実のHP も見て下さい!
これは川島作のスライドの一部です

2015年6月27日土曜日

【OLT 2015】 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会:06月13日(土)-14日(日)

26日(金)から 岡田 定先生が院外講師として来福され、26日夕方の全体講演では
多職種で相当数の参加がありました!
配布資料も準備頂いたのですが、川島自身がもっていくべき資料を忘れてしまい・・・すみません。
ただ、担当の片山 加奈子先生の機転+岡田 定先生のご協力で
本院+分院にも資料が届けられるかもしれません:お楽しみに!
さて、今回の話題は医療者にとっても、自分自身にとっても他人事ではない話題です。
緩和ケア領域も以前と比べると、国全体で随分充実してきたように思います。
そういう取組みの1つとして、
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 』 が当院で定期開催されています。
※ 病院HPにも掲載されていました:PDFもあります
当院の初期研修医1年目は原則参加を必須(OLTの一環)とさせていただいています。
2日間の講義+ロールプレイなどで参加するのも大変でもありますが、
初期研修医1年目が参加する = 各科ローテート先のサポート
+2年目研修医の踏ん張り(特に日当直の分担)があってこそになります!:感謝ですよ!
また運営側も大変です:資料を忘れてきたのですが、相当数の参加あり。
ちなみに、この研修会への総合内科の関与は・・・ ありません:ちょっと残念
ちょうど日本PC連合学会 学術大会@つくば があったから・・・もあるのですが、
当院の体制(2015年度)では、総合内科が悪性疾患の症例に関わることは少なくなっています。

ただ、悪性疾患でなく非悪性疾患の人生の最終段階における医療の決定プロセス の領域は
緩和ケア(+総合診療領域)のtopicsでもあるので、今後も関わっていこうと思っています。

医療従事者が共通の認識(思いやりや寄り添いの医療など)をもって、
より質の高い医療を提供できるようにしたいと思っています。
【参考】 2013年度のBlog:http://fukugim.blogspot.jp/2013/10/0608-09.html

2015年6月26日金曜日

2015年度 早朝勉強会 その1:毎週金曜日

前回Blogに掲載しましたが、今日から 岡田 定先生が来福されます。
それで・・・というわけではないですが、当院 初期研修医の ” 早朝勉強会 ” の様子を少し。
前回とは違う背景=研修医室が移転しています!
各科をローテートしている初期研修医が安定して集まれるのは・・・ 早朝 です。
過去にも色んな勉強会がありますが、今年度も、『 内科レジデントの鉄則 』 を
2年目研修医の大倉 孝史先生が軸となって、運営してくれています。
また、こういった勉強会に少し上の学年(お兄ちゃん)が来ることによって(重なることによって)、
勉強会の質があがってきます:大西 規史先生、ありがとう!
:ちなみに本を重ねても質はあがりません・・・ね:ネタ的にありがとう!

病棟管理的に重要な書籍・サバイバルノートではあるのですが、院内改善活動的な視点では
 ◆ せん妄対策
 ◆ 認知症ケア対策:ユマニチュード
 ◆ 非がん患者さんの『 人生の最終段階における医療の決定プロセス 』【註】 などを
看護師さんや他職種の協同で進めていくことができれば・・・と思っています。
【註】厚生労働省HPより:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000079283.html
:昨日の事前勉強会で紹介し損ねました・・・

少し話がずれましたが、岡田 定先生の著書には、2日目の血液疾患系以外にも
デキレジ・ヤバレジ・チーレジ シリーズ【下段】もありますし、
あなたへの医師キャリアガイダンス というキャリア的な話もあります。
懇親会でのお話も、とても楽しみです!
デキレジ】 ヤバレジ】 チーレジ】 それぞれ1・2があります。

岡田 定先生からのご指導を通じて、ますます、デキレジ が増えていくことが楽しみ・・・です。

【参考】2014年度のBlog:http://fukugim.blogspot.jp/2015/01/2014-1.html

2015年6月25日木曜日

【院外講師】 聖路加国際病院 岡田 定先生来福の予習:06月25日(木)

しゅうかつ ・・・っていう言葉、少しずつ市民権を得ている感じですよね。
週1回食べるカツ丼・・・のことではなく、就職活動の就活でもなく、
終活 ですね:Wikipediaにもありますねhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%82%E6%B4%BB
実は、24日(木)に、福知山市内で
「天国からの手紙」とエンディングノート講座 ~自分らしく生きるために~
という地域Seminarにコッソリ参加してきました:渡邉 力也先生と片山 加奈子先生と一緒に
19時からのSeminarですが、会場はイッパイ:少なくとも150人以上の参加で、
比較的若い方もおられたような気がします:関心が高いんですね・・・。
笑ンディングノート に占める医療の割合、またその内容から、
一般の方の認識やその伝え方など、多くのことを学べたような気がします。
さて、直前・・・ではあるのですが、
26日(金)-27日(土)に来福いただける聖路加国際病院 血液内科部長
岡田 定 (さだむ) 先生の講演の予習がありました。

ご講演は、前半戦と後半戦に分かれますが・・・ 予習も前後半にわかれました。

前半戦の予習は川島が担当。
2012年の地域医療懇親会で使用したスライドも使用:非悪性疾患の看取り関連
このなかで岡田 定先生からご教授頂いた、聖路加国際HpのLiving Willとかも紹介!
http://hospital.luke.ac.jp/about/index.html:このページから見つけることができます! 

また、先日の日本PC連合学会のシンポジウム:
生命の危機に直面した患者・家族と“いのちの終わり”に関する話し合いを始める
紹介されていた ACPの定義 なども共有しました。
国立長寿医療研究センター 在宅連携医療部のHPより:
同センターの事前指示書もOpenになっています
後半戦は、専攻医 木曜レクチャーも兼ねて(?)
早田 洋樹先生西山 大地先生を軸に、血液疾患 に関してのレクチャー
岡田 定先生の名著も持参!
なお、2015年度の初回の院外講師招聘ですが、
担当先生は片山 加奈子先生:他のみんなも色々と段取りをしてくれていて、
明日からの2日間が、とっても有意義な会になりそうで、とても楽しみです!
準備に関わっている皆さん、ありがとう!

2015年6月24日水曜日

禁煙支援の支援?:06月24日(水)

05月31日は何の日か、ご存知ですか? 実は、世界禁煙Dayです。
今年は、京都でライトアップがあったのを覚えておられる方もいらっしゃるかも?
タバコをやめなさい! 』だけではタバコはやめれないことは、ご存知ですよね。
多くの場合、 ニコチン依存症 があり、
その依存症の治療のお手伝い( = 禁煙支援 )があって、
禁煙につなげることができると考えています。
当院では以前より、禁煙外来をおこなっていましたが、2015年の外来再編で、
当院では禁煙外来が 1診/週(木:午後) → 2診/週火・木:午後) になりました。
ちなみに大江分院でも禁煙支援が可能になっています!
喫煙者へのアプローチに、5Aアプローチ (詳細は割愛) というものがあり、
全ての喫煙者に問いかけ、禁煙支援窓口へ紹介とあるのですが、、
特に 全身麻酔をかける=手術を受ける喫煙患者さん に、
もっと積極的にアプローチができるような工夫を模索していました。
藤原 美佐紀先生が中心となり、外来看護師さんの協力のもと、
総合内科で窓口を拡げて、毎日対応できるようなシステムを開始しようと画策しています。
前述した外来再編で、内科総診外来 というものを、毎日午前・午後に開設していますが、
ここの役割の1つとして、手術予定患者さんの禁煙支援を積極的に行うというものです。
※ 喫煙によって肺が悪くなる(COPD:慢性閉塞性肺疾患)の患者数も
潜在的に多いことが明らかになっており、その患者さんの発見にも寄与できると考えています。

禁煙支援は、単なる薬剤投与だけではなく、禁煙に関する知識やアドバイスを行う、
高度な医療技術 と思っています:ちゃんとできる医師は稀有 だと思いませんか?
内科総診外来や新患外来にでる医師に、禁煙支援のコツやスキルを
再確認してもらうレクチャーを行いました。
いつもの禁煙支援グッズも持参:あとは実践のみ!
医師だけでなく看護師さんの気づきによって、
適切な医療が提供できる体制がさらに進みそうで、ワクワクします!
皆さん、頑張りましょう!
禁煙関連の過去のBlog:3つもあったんですね・・・


2015年6月20日土曜日

2015年度 初期研修医 ローテーション表

先週末までの怒涛の忙しさが、ちょっと落ち着きました:残務はまだまだ・・・
なでしこJAPAN(サッカー女子W杯) の日程の詳細を知らなかったのですが、
決勝トーナメント初戦まで小休止があるのですね:ようやく追いつけました。
先週末の学会には、専攻医・スタッフのリクルート情報的にBlog更新を・・・と思ってました。
で、今週末は、初期研修医・専攻医のリクルート情報的にBlog更新を・・・と頑張ろうと思います。
※ 関西若手フェデレーションという会が大阪で行われ、実は ”初参加” 予定です。
【過去の関フェデのBlog】 http://fukugim.blogspot.jp/2013/07/0630.html 
その後も関与ありですが・・・記事にし損なっています・・・

さて、初期研修関連も対応しなきゃ・・・なのですが、まだまだ追いつきそうにありません。
とりあえず・・・ 初期研修のローテーションに関しては、2015年度はこうなりました!
◆ 当院のローテーションルールについては・・・ 更新すべきところもありますが、ほぼ下記通り
◆ OLTのまとめ・・・ はまだまだ記載できそうにありません・・・
 去年にまとめたBlogもどうぞ:http://fukugim.blogspot.jp/2014/03/2013_20.html

ただ、OLTの後半は、救急・外科系のイベントがあったのですが・・・ 
これについては、実は、当院 ER Blogにも掲載されています!
【当院 地域救命救急センターのBlog:病院HPにもリンクあり】http://fukuchiyama99.blogspot.jp/

もう1つ、Big News!
2016年度 夏季病院説明会+初期研修医採用試験日程も、病院HPで紹介されていますが・・・
 病院説明会:http://www.fukuchiyama-hosp.jp/kensyuui/setsumeikai.htm

管理型 (=2年間当院在籍) 初期研修医の定員が、4名 ⇒ 5名 になりました!
これはとっても嬉しいことです!
2015年度もはじまったバッカリですが、これまでも・これからも、
皆で楽しく・明るく、一緒に研鑽していきたいと思います!

2015年6月19日金曜日

総合内科 Duty変更会議:06月16日(火)

個人的にはとっても忙しい状況で、
趣味(受動的で能力を必要としないので厳密には趣味とは言わないのかも・・・)
サッカー日本代表 男子のロシアW杯 二次予選、また女子(なでしこJapan)のW杯
TV観戦も余裕がありません。
結果的には、色々と課題の見える試合で、何らかの作戦変更会議が行われるかも?ですね。

先週末にあった、日本PC連合学会@つくば でも、個人的には 4つの会議:大変でした・・・。
院内でも (ある程度の立場になると) 会議がイッパイ・・・
:会議で管理職がアップアップでは × というビジネス話もよく耳にしますが、
いろんな仕事を分担すること (± 仕事を任せること) は重要なことだと思います。
Duty会議の進行はスタッフに任せて帰宅
決して、サッカー観戦のための早期帰宅ではありません
さて、総合内科では、おおよそ3ヶ月に1回、Dutyを変更しています。
いろんな意味での不公平感を解除するため・・・でもあります。

※ 不公平感: 曜日による業務量負担や各カンファ・総回診への出席の容易さなど

総合内科のスタッフ・専攻医の業務にも関連しますが・・・

 新患外来( 長・短 併せて 1日3コマ)
 再診外来(=予約外来):これは固定:Duty変更でも変わりません
 内科総診外来:2015年からの新たなプロジェクト
 特殊外来:禁煙外来(週2コマに↑:川島 + 西山 大地先生):透析予防外来(北村 友一先生)
 雲原診療所
 家庭医療チームの往診
 
 内科救急:1日3コマ:午前・午後1・2:Back Upも
 処置番:いわゆる ” 雑務 ” も誰かがこなさないといけない重要な仕事です! 
 病棟番:他科からの内科系コンサルト

 各院内チームの回診:ICT/NST/褥瘡回診
 看護学校での授業
【参考】スタッフ・専攻医の役割 2014年度版という記事 http://fukugim.blogspot.jp/2014/07/2014_23.html

各個人でみると、Duty Freeのコマ数は限られていて、
そういったなかでお互いにカバーしながらの業務になります
2015年度も大変ですが、みんなで頑張りましょう!

2015年6月13日土曜日

2015年度 総合内科ローテーション表(?)

この週末までにやりたかったことがあります。
  • 学会の準備?:これは義務やん!
  • サッカー女子W杯の観戦:前半のみ観戦・・・でDown。
  • 娘の誕生日プレゼント:スマン・・・
  • 各書類の記載:すみません:週明けにします・・・
  • 当Blogの更新:宣伝かい!
でも、大切な仕事と思っています。
いくつか、Blogに書き損なっているのですが、総合内科のローテーションについては
確実に掲載しておこうと、ひと踏ん張りしようと思います。
明日(13日)の発表でも触れますが、2015年度の総合内科は総勢21名になります。
うち、本院の総合内科は16名体制になるのですが、今年はいつもと少し違います。
 2015年総合内科 歓迎会Blog:http://fukugim.blogspot.jp/2015/05/may-20150527.html
 病院HPの総合内科:http://www.fukuchiyama-hosp.jp/sougounaika/sougounaika.htm
 2013年度もありました:誤字発見:すみませんでした:http://fukugim.blogspot.jp/2013/05/2013-0415.html
基本的に 3チーム制 で入院診療を担当しています
:表のA~Cがそれに相当:まだ未確定でもあります。
大江分院・救命センター 副医長も掲載:卒後年数・・・チェック不足・・・
が、他科にも 教育的視点 ・ 研修的視点 ・ 院内応援的視点 でローテートをしています。

また、短期研修で院外から来られる先生が今年度は2名、院内から1名という状況です。

2014年度から取り組んでいるのは
 ◆ (内科)救急ローテート
:日中コマギレにならないように、総合内科医が救急をサポート
 ◆ 整形外科プロジェクト
:これはまた後日掲載しますが、整形外科入院症例の内科疾患チェック
 ※ 内科総診プロジェクト・RAプロジェクト(仮称)も同時進行中!
また2015年度から、
 ◆ 家庭医療専門医研修プログラム

を意識したローテーションもはじまります。
※ 先日のBlogにも少し記載:http://fukugim.blogspot.jp/2015/05/0428.html

現在の人員で 日常臨床診療 だけでなく、
院内(地域)改善プロジェクト 的なことや
症例報告を含めた臨床研究 なども積極的に行っています。 
当院に興味のある方(専攻医・スタッフ:ベテラン先生も?)は、
お気軽に声をかけていただければ嬉しいです!

2015年6月10日水曜日

第6回日本PC連合学会@つくば 予演:06月12~14日(金~日)

ここのところ、疲れが溜まって(?)、Blog Upができていません。
決して、なでしこJAPAN W杯のTV観戦のためでなく・・・
学会準備のため(+それによる?)体調不良です:昨日も21時には就寝・・・。

さて、総合内科的にはMainの学会が今週末に つくば であります。
※ 準Main的な 日本マネジメント学会@大阪 と 日本老年医学会@横浜 がもろかぶりです・・・ 残念。
今回は当施設からは、口演 2題とPoster 1題 と少し控えめ?です。
もう1つも、当施設・・・ということになると思いますが、シンポジウムに1つ参加します。
※ 大江分院を含めた施設紹介は 今年も出しています!:Blogの終わりに施設紹介文章も掲載
※ 病院HPも参考になると思います:http://www.fukuchiyama-hosp.jp/sougounaika/sougounaika.htm

個人的には、様々なWS(ワークショップ)/IG(インタレスト・グループ)などの企画・運営に関わっていて、
もうバタバタです:準備でご迷惑も・・・。
さらに、複数の会議があって、つくばで友達に会うどころではありません・・・

さて、発表演題の2つは、既に予演が終了:1つは内科検討会では未なので事後に
:昼カンファの写真を撮り損ねちゃいました・・・:ゴメン!
それぞれ、当院の特徴を表している発表になると思います
:いつか、過去の発表の演題名を一覧にしてもいいかも?
【口演】
西村 加奈子:地域基幹病院における総合内科の役割-入院症例の疾患傾向の検討-
和田 幹生:地域基幹病院における地域をベースとした臨床研究の試み 
~院内臨床研究ワークショップの取組み~
【Poster】
大西 規史:神経内科常勤医不在の地域基幹病院におけるALS 患者への取り組み

【シンポジウム】
川島 篤志:ホスピタリストの役割:地方都市中規模地域基幹病院における専門医制度
~医師不足・医師偏在を克服する鍵は病院総合医にあり?~

また川島が関わっているものが下記になります。
◆ プレコングレスワークショップ9
 医学生・若手医師の系統的キャリア形成を考えるワークショップ
◆ ワークショップ12
 病院における総合診療科の立ち上げとその維持・発展について (病院総合医委員会企画)
◆ キャリアcafe
 キャリアcafe(男女共同参画委員会企画)
◆ インタレストグループ5
 模擬就職活動をやってみよう!~Work Life Balance の視点から~ (男女共同参画委員会企画)
◆ ランチタイムセッション5
 ランチタイム女☆医☆会 in TSUKUBA (男女共同参画委員会企画)
  ※ 男女共同参画委員会ではHPも立ち上げました:http://www.primarycare-wlb.com/
今回の つくば遠征総勢 13名!(宴会部長調べ)
こういったことができるのも、留守番で踏ん張ってくれる人、
ちょっとしたことをまとめようと頑張ってくれる人がいるから・・・です。
来年に向けては、学会賞を狙うネタも暖めているので、頑張りたいと思います!

◆ 市立福知山市民病院 家庭医療専門医研修プログラム:小さい字ですみません
 本プログラムは、市立福知山市民病院と現在の国民健康保険新大江病院(平成27年度より市立福知山市民病院の分院として再発足し市立福知山市民病院大江地域医療研修センターと呼称予定です)から構成されます。市立福知山市民病院は結核病床や回復期リハビリ病床を含めて354床を持ち、人口約8万人の福知山市の地域基幹病院で、周辺地域を含めた約10万人の医療圏をカバーする急性期病院です。新大江病院は療養病床を含めて72床からなる地域医療機関です。双方を合わせた医療圏には、京都府北部の長田野工業団地を含むことから、一定数の若年者や小児が居住し、また大江地区をはじめとした山間部には多くの高齢者が居住しています。周辺には医療機関が少ないことから、両医療機関を通じて一次から三次まで、高齢者から年少者まで、様々な疾患の地域でのマネージメントを外来・入院・在宅の各フィールドで実践することが出来ます。
 市立福知山市民病院の総合内科は、これまでも継続的に地域の高齢者医療やへき地診療所医療を担ってきており、各医療関係職種や福祉関係職種との間で十分な連携が構築されています。地域住民や医療機関利用者にも、上級医や各専門医の十分なサポートのもとに専攻医(後期研修医)らが医療を提供していることを公表してきており、一定の理解が得られています。今後も、地域に適切な医療を提供する方策の一つとして十分な教育力をもった基幹病院であることの重要性を発信し続けること、各患者の様々な医療問題に真摯に取り組むことで、理解と協力が継続的に得られるようにします。
 また、市立福知山市民病院においては、普段の臨床を通じた教育に加えて、約2か月に1度程度の頻度で外部講師を招聘して実施する研修会、各スタッフ医師や研修医自身が主催する勉強会など、初期研修医や後期研修医に相当する医師の教育に力を入れており、本研修プログラムにおいての新大江病院研修中でも、これらの教育資源を十分に活用することを念頭におき教育サポート体制を取るようにしています。

【過去の学術大会】
2014年度 http://fukugim.blogspot.jp/2014/06/pc051011.html
2013年度 http://fukugim.blogspot.jp/2013/06/pc051719.html
2012年度 http://fukugim.blogspot.jp/2012/09/pc912.html
2011年度 ブログ記載できず・・・
【過去の予演会】
2013年度 
http://fukugim.blogspot.jp/2013/05/pc0515.html
2012年度 http://fukugim.blogspot.jp/2012/08/pc829.html
2011年度 http://fukugim.blogspot.jp/2011/06/blog-post_30.html

2015年6月3日水曜日

ICU振り返り ~FCC○に向けて~:06月02日(火)

当院は地域救命救急センターを有する、地域基幹病院だと自負しています。
※ 病院HPから閲覧できるページもrenewal!:http://www.fukuchiyama-hosp.jp/qq/qq-center.htm
総合内科は、内科救急に主体的に関わっており、
全身管理的な役割、重症呼吸器疾患診療を担うのですが・・・
集中管理室(いわゆる ICU )での診療は、案外、日常茶飯事・・・ではありません。
単純にこの医療圏で発生する(総合内科が関与する)重症疾患頻度を表しているのだと思います。
【参考】 正確なDataは知らないのですが、
救急応需率も高いと思いますし、福知山管轄の域外搬送率も低いと思います。
※ 域外搬送率というのは、地域医療の安定の指標の1つになるのでしょうか?

さて、そのICU症例をより質の高い診療にしよう!という取組みは以前から行われていますが、
今年度は、さらに Ver. Up を狙っています。
※ ICU回診について・・・のBlog掲載は忘れていますね・・・ 朝のプレゼン はちょっと工夫しているので紹介を!

診療のうえでは、お互いの共通認識を高めるコトが重要と思っていますが、
そのための勉強会・ツールがないとなかなか・・・:なので、そのツールを創るのが目標です。

その名は、ネット上では、Openにしにくいのですが・・・:公募のうえ、下記に仮決定しました。
FCC○:Fukuchiyama Critical Care 小テスト? Summary?
ちなみに、FCCS® :Fundamental Critical Care Support という
Off the Job Trainingコースが全国でも行われています。
※ 個人的には2015年04月@大阪で受講:医師以外の医療従事者を含めて、それなりの受講者がいます!
※ FCCS®についてはこちらから:http://www.jseptic.com/fccs/index.html

今回は、症例の振り返り+今後の勉強会に向けての資料作りも念頭において、
西山 大地先生を中心に、みんなで議論を行いました。
地域救命救急センター センター副医長 兼 RST隊長(?)鈴木 龍児先生
センター長所有の小型プロジェクターを持参で、議論に参加してくれました!
※ 個人的には小型プロジェクターは以前から欲しかった逸品!:器械に弱いので・・・情報検索中!
鈴木 龍児先生+プロジェクターが映っていた写真は暗すぎてボツ・・・
比較的明るい写真に差し替えました・・・
まだOpenにしていない情報ではあるのですが、9月上旬院内外での勉強会を開催予定で、
それに向けての事前学習ができるように(つまり8月末までに?)
またこういった議論を通じて、
より良い診療がチームで提供できるように、頑張っていきたいと思います!
【過去のBlog】
2103年09月ICU関連の話題:http://fukugim.blogspot.jp/2013/09/09210603.html
2012年ICU症例:http://fukugim.blogspot.jp/2012/04/icu2012.html

2015年6月1日月曜日

ACP Japan Chapter 2015:05月30 日(土)-31日(日)

最近、NHKや各新聞などで、多剤内服(Polypharmacy)の話題がよく挙がっていますね。
:自分が気にしてみているから・・・でもないと思います。
【先日のPolypharmacyのBlog】:http://fukugim.blogspot.jp/2015/05/polypharmacy.html

Polypharmacyのことを取り上げている学会も比較的限られているのですが、
おそらく、日本老年医学会、日本プライマリ・ケア連合学会が大きな柱で、
個人的には日本内科学会にも頑張って欲しいなぁ・・・と思っています。
:自分が所属している学会だから・・・でもなく、話題に挙がる回数は上記2学会と思います。
さて、この週末は米国内科学会(ACP)の日本支部に参加してきました。
今回は当院からの発表はなかったのですが、
     自分自身が、先日もBlog記載した
Polypharmacy主治医感 に関連するWSに関わらせていただきました。
こんなHPも立ち上げました:http://acp-polypharmacy-2015.jimdo.com/
架空症例ではあるのですが、案外、『 あるある症例 』 で、
参加者にはいわゆる 大物先生 もおられたのですが、楽しく議論していただきました。
WS運営には応援が必要で、
当院からは、片岡 祐先生 藤原 美佐紀先生 がお手伝いに来てくれました!
ありがとう!
行きの電車で角谷 慶人先生と遭遇!:勉強熱心です!

自分たちのWSの前には、なかなか示唆に富むsessionもあり、
こういったところで得た知識をいかに現場に還元するかを、またまた考えていました。
Poster session もあったのですが、
Posterをみて移動・・・と思ったら、いろんな知り合いと話し込み・・・の繰り返しで
残念ながら半分ぐらいしか眼を通すことができませんでした:Posterもすぐに撤去・・・で残念!

そのあと、英語のsessionもあったのですが・・・
WSの疲れか、暑い日の良くきいた空調のためか、次のsession(?)への充実のためか、
少しノンビリしていました(いろんな疲れのためか、案外眠れず)。
このWSに向けては結構な準備(いわゆるSkype TM 会議)もあり大変でしたが、
前日の準備やHP作成にも、多くの総合内科memberにサポートいただきました。
関わってくれた皆さん、ありがとう!
こういったWSを各地域でやっていくことができれば、さらに地域医療がよくなるのかなぁ・・・と
夢をみながら、地道に臨床現場で頑張っていこうと思っています。
【過去のBlogにも小ネタとして少し記載】
2014年:http://fukugim.blogspot.jp/2014/06/acp-japan-chapter0531-0601.html
2013年:http://fukugim.blogspot.jp/2013/05/er-in-2013-spring0525.html
2012年:http://fukugim.blogspot.jp/2012/04/41415.html