2016年3月13日日曜日

多職種(模擬)カンファレンス:臨床倫理の4分割法:03月12日(土)

今日(13日【日】)は久し振りのフルの休日
:(この週末は休日の朝の症例検討もあったのですが、今日はスキップさせてもらいました:ゴメン)。
ただ、こども会の映画鑑賞会で朝からバタバタ
:映画は『ドラえもん』で、個人的には小1の春に第1作を観ているので感慨深い一方、
映画のあとの子供たちとの『ドラえもん』の疑問(何で「青いのか?」とか)は、
世代間での モヤモヤ があることに気づきました:皆さんはどのように覚えていますか?
さて、臨床現場でも、色々と 各職種間で、もやもや が残ることがあります。
こういった 複雑な(=病気だけを診るのでは解決できない)  症例についての
議論の一手法(臨床倫理の4分割法)についての勉強会が、看護部主催で行われました。
3グループにわかれて、仮想症例(高齢者の嚥下障害関連)について、議論しました。
こういった症例は、この超高齢社会においては決して稀ではなくむしろ日々遭遇しており、
急性期病院においても 『 病院完結型医療から地域完結型医療への転換 』 を
医療従事者がもっと自覚すべき事案と思っています。

総合内科もお手伝いを依頼されていて、今回は渡邉 力也先生を軸に頑張ってもらいました。
※ 当日は和田 幹生先生も参加:川島以外の2人は、家庭医療専門医です。

看護師さんや薬剤師さん、管理栄養士さん、理学・言語療法士さんやMSWの方が、
休日返上で自主的に参加 されていたとのことで、
熱意溢れるテンポのいい議論が、早朝0830から1200まで続きました!

今後も議論の一手法として文化としてより根付くことを熱望しますし、
各職種がどういった観点で頑張れるかを見直す機会にもつながったように思います。
※ 医師がすべき課題も多くありますが、
人生の最終段階における医療の決定プロセス 』【註】 などを
看護師さんや他職種、院内外の医師の協同で進めていくことができれば・・・と思っています。
【註】厚生労働省HPより:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000079283.html

さて、この臨床倫理の4分割法、以前にも聴いたことがありませんか・・・?
実は、2013年冬の院外講師の 川口 篤也先生にご講演いただいたことがあります。
【当時のBlog】 http://fukugim.blogspot.jp/2013/02/0222.html
またご存知かもしれませんが、川口先生は、週間医学界新聞にも連載されていました。
モヤモヤよさらば! 臨床倫理4分割カンファレンス
第3059号 2014年1月13日より全12回:https://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03059_02
※ 少し手間はかかりますが、PDFで印刷可能です
:多くの方がもたれている下記の書籍よりは導入としてはご気楽かも・・・
臨床倫理学―臨床医学における倫理的決定のための実践的なアプローチ
 今回が当院での診療での大きな一助になる文化の第一歩になりそうで、とっても楽しみです。
今回の勉強会を企画された、山本 千明認定看護師さん
また、参加された皆さん、お疲れさまでした!

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