2014年4月1日火曜日

臨床指導のコツ?:03月31日(月)

ついに4月になりました!
今日は朝から辞令で重々しい荘厳な雰囲気だった・・・と聴きましたが、
お気軽な感じだった専攻医もいたとか、いないとか・・・
当院は 臨床研修指定病院 かつ 日本内科学会認定医制度教育関連病院 ですが、
臨床教育ってどうするのか・・・は個人に委ねられている面も少なからずあります。
実は医師の臨床研修に係る指導医講習会については、厚生労働省が定めたものがあります。
ただ、この参加要件は、『7年以上の臨床経験を有する医師』となっているものが多く、
考えてみれば若手医師は医学教育の手法を学ぶことも少ないのかもしれません。
※ 自分自身は前任地で若手にも関わらず、指導医講習会+プログラム責任者講習会に
参加させていただいた経験があります:(前任地のTopの先生の決断に感謝しています)

和田 幹生先生は日本プライマリ・ケア連合学会の指導医養成講習会の仕切りをされるたり、
また今年から、HANDS – FDF (Home and Away Nine DayS – Faculty Development Fellowship:註)
研修されていることもあり:【註】http://handsfdf.wordpress.com/about/
さらに2014年度からいわゆる指導医層が当科でもさらに充実することになるので、
臨床指導という観点でレクチャー(打ち合わせ?)を行いました。

自分自身は医学教育の専門家というわけではないですが、講演を行うこともあったり、
それなりに関わりがあったので、比較的当たり前・・・と感じている部分がありましたが、
考えてみれば普通に臨床をやっている医師が教育について教えられたり、
書籍を読むということはないのかもしれず、皆のリアクションが新鮮でした。

同時に中堅医師がチームリーダーを行うにあたっての注意点や依頼事項も伝え、
カンファレンスでの発言の相違があったときにどうするか?的なことも少し話し合いました。
教育の質が上がるといいのですが・・・:最近、写真の質が低下・・・
※ 被写体ではありません:ピント? 露光?
こういった機会を設けてくれた 和田 幹生先生、ありがとうございました!

【参考書籍】:医学教育系の本もそれなりにありますが・・・自分自身が読みやすいと思うものを列記します
決定版!スグに使える臨床研修指南の21原則
:昔からある名著のように思います:執筆者をみると、正直混ぜて欲しかった・・・と思っています
志水太郎の愛され指導医になろうぜ-最高の現場リーダーをつくる
:前任地での後輩が執筆した書籍です:これを全部やるのは無理ですが・・・

また、以前、身体所見関連の臨床研究でご一緒させていただいた菊川 誠先生が、
下記の論文を執筆されていますので、参考にもなりますでしょうか?
Makoto Kikukawa et al. The characteristics of a good clinical teacher as perceived by resident physicians in Japan: a qualitative study BMC Medical Education 2013, 13:100:http://www.biomedcentral.com/1472-6920/13/100

※ 個人的には、指導しやすい環境創りも重要と思っています:当院は素晴らしいです!
研修医をひきつける病院づくり―市立堺病院が工夫してきたこと
:自分が編集に関わっている本ではあるのですが・・・
ACP(米国内科学会) 日本支部 年次総会 2014 というところで、Sessionをさせて頂く予定です
http://www.acp2014.org/session-program/:6月1日(日) 12:45~13:45

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