2012年10月15日月曜日

京都府立医科大学附属病院 救急 / 地域医療研修:2012年度

総合内科は、基本的に3ヶ月ごとにチーム替え(Minor change)+Duty変更を行っているのですが、短期間しかローテートしない初期研修医と比較すると、専攻医+スタッフの成長は著しいものがあります:もちろん初期研修医も、スポンジが水を吸うようにギューと吸収して ・・・絞らないように。
【過去のチーム替え】http://fukugim.blogspot.jp/2012/07/k-201207.html

さて、臨床的な話はブログでは触れないことにしていますが・・・
【症例:著患のない39歳男性】 主訴 『お尻が痛い:火照ってます』  さて、鑑別は?

1:痔核
2:一過性直腸痛
3:長崎からの長時間の電車座り疲れ
4:キノコの森@ 福井県おおい町 の、長~い滑り台の滑り過ぎ 

ちょっとは勉強になりましたか? 
ちなみに2は proctalgia fugax とも呼ばれ、鑑別に挙がらなければ絶対わからない、良性疾患です:生坂 政臣先生の著書には”高頻度”とありますが、自分自身は外来で1例、自分の知っている医師で 『 オレ、経験ありますよ! 』 といった2例しか知りません・・・

総合内科では 病歴聴取・身体診察・鑑別診断を意識した臨床の実践
        また頻度の低い疾患はシッカリまとめていくことを意識していますし、
                               その研修をしてもらっていると思っています。

さて、昨年度から、『 京都府立医科大学附属病院 救急 / 地域医療研修 』として、
                                           2年目研修医を2ヶ月間、救急で受け入れていました。
が、今年度は、総合内科でも1ヶ月間、受け入れることになりました:ホントは2ヶ月ないと・・・とは思いますが、これはこちらが決めれることではありません。
※ 実は救急には、8月・9月と1ヶ月単位で救急でも受け入れを行っています:ブログにも書き損なっていますね・・・:すみません:昨年度のはありますが・・・:
http://fukugim.blogspot.jp/2012/02/from.html http://fukugim.blogspot.jp/2011/10/blog-post.html

総合内科での研修の第1号として、伏村 洋平先生が10月から来られています。

さて、病棟業務というのは、各施設・部署でローカルルールというのがシッカリあります。
総合内科の入院患者さん常時40~70名ほどですが、実は固定病棟がありません:
7階病棟を Home と認識していますが、
                            眼科・耳鼻科の方もおられ、ここだけ、という訳にはいかないのが現状です。

また猫の手も借りたい・・・ほどの医師不足でもなく、1ヶ月の研修で、何を学んでもらうか、というのは設定が難しいと感じています。
で、ちょっと相談の上、日中の救急外来も多めに診て、病棟もそれなりに、そしてテーマを決めて・・・という感じで行っています。過去の症例も含めて、まとめて・・・と思ったら、新規症例疑いも入ってきたり・・・という感じです:有意義に感じてもらえるようにSupport したいです。

実は総合内科のMinor Change = 2012年度 第3クールのチーム替えで、川島チームがバラバラになった感があるのですが、そこを上手に埋めてもらっている部分もあります。

さて、飲み会の写真を登場させるのは久し振りですが、10月にバラバラになる総合内科の歓送迎会を行いました。
皆さん、とてもスゴイ笑顔 ・・・なんですが、ちょっと1名問題です。
前列一番右が 伏村 洋平先生! 夏休みなのに飲み会に参加してくれたスタッフも!!
ただ、変顔を含めての掲載許可は取っているので載せちゃいます(ネット社会は一度流出すると問題ですよね!):もう1枚もなかなか・・・ですが、娘・息子がみたら泣くかもしれないShotなので、断念しました・・・。

【参考】 10月の総合内科のバラバラ加減・・・
各専門科 出向:血液内科(9月から)・循環器(10月より)・腎臓内科(10月中旬から):各1名
初期研修 他施設での精神科研修:10月中旬から:1名
夏休み (スッカリ秋ですが・・・) :スタッフ  3名+専攻医 1名:各1週間
実は新大江Hpへの出向も:スタッフ・専攻医:各1名:半日のみ(7月から)
                              (火曜日に不在の人に気づいてましたか?)
                   皆さん、お疲れさま!

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